40代プログラマーの世界線

40代でプログラマーを目指すことにした無謀な男の世界線を描きます。えるぷさいこんぐるぅ〜

2023年振り返りと2024年取り組み

きたろうです。 本年もよろしくお願いします🎍

2023年はこの年齢にして「プログラミングスクール(フィヨルドブートキャンプ)に入る」という英断ができた有意義な一年だった一方で、40代からのエンジニア転職を実現する上で大きな課題も見えた一年でした。

その課題とは、

40代からエンジニア転職すること自体はそこまで難しいことではないが、そこから今の生活水準(目安として妻と子供2人を養える年収600万円以上)を維持できるまでになるのはそう簡単ではなさそう

ということ。

Webエンジニアという専門職で年収300万円台(しかも前半も)の世界がざらにあることは完全に意外だったというか、「(エンジニア不足がこれほどまでに騒がれているのに)さすがに足元見過ぎでは・・・」と驚く(&若干引く)レベルでした・・。

自分が独り身であればそれでも問題なかったのですが、来年中学受験を控える家族に不自由させるわけにはいかないので、転職についてはアンテナを張りつつも焦らないこととし、その上で2024年は可処分時間をどこに投資していくかについて少し考えを整理することにしました。

ざっくり、

基本線は今の職場内外で実務経験とスキルアップを図りつつ「経験者枠」での採用を狙う

で今のところは考えています。

2023年振り返り

フィヨルドブートキャンプに入隊

それまでは興味ある技術をUdemyなどで断片的にインプット中心で学ぶだけで、実践で使わないので当然身にも付きませんでした。

年初にスクールに入ったことでWebエンジニア転職に必要な技術や知識を体系的に学ぶことができたことが非常に大きかったと感じています。

また、一緒に学習する仲間がいることで学習のモチベーションも大幅に高まりました。 仲間づくりには輪読会やオフラインイベントに積極的に参加したことが大きく寄与したと思います。

また、「グループコーチング※」という、有志4人くらいで「なりたい状態」と「学習計画」を隔週で発表し合う取り組みを半年間ずっと継続したことで、将来に対する解像度を高められたこともとてもよかったと思っています。

(※メンターさんが職場で過去に行っていた取り組みらしく、一般にいうグループコーチングとは異なるやり方のようです)

本業でWebアプリ開発アサインされ実務経験を積めた

今の職場(某製造業)は「工場の生産ラインのデータ活用(収集、分析、参照)」を推進する部門なのですが、業務内容は多岐に及ぶため、正直なところ仕事の内容は「ガチャ」要素も大きく、自分もそれまでプログラミングに関わる仕事はあまりできていませんでした。

上司に「手を動かす仕事がやりたい」と言い続けたことと、昨年上半期まで取り組んだSQLの仕事(詳しい内容は以下にて)をしっかり最後までこなしたことで、念願だったWebアプリ開発に従事することができました。

urawawaru.hatenablog.com

アプリは Vue.js(2系のクラススタイルコンポーネント)、TypeScript、C#フレームワークASP.NET Core)、PostgreSQLで構成されており、規模感はコンポーネントが30〜40くらい、script部分が平均500行くらいです。

開発した機能は、

  • CSV出力ボタン
  • CSVからマスタデータをインポートする機能
  • 大項目と小項目の間に「中項目」を用意(つまりDBスキーマの変更)
  • 新たな管理項目の追加(カラム追加)
  • アクセスログ機能(Vue Routerに特定条件下でINSERTするロジックを仕込む)

に加え、アプリケーションのバージョンアップにも取り組みました。(こちらは2024年1月まで継続)

まったくゼロからのスタートだったためソースコードの理解に苦労しましたが、プログラマー脳に書いてあった知見(ひとつの例として「メソッドの呼び出し元と呼び出し先を線でつなぐ方法」など)が役立ったかなと思います。

読んだ本(技術書)

フィヨルドブートキャンプの必須本も含め、

  • ゼロからわかるRuby超入門
  • チェリー本
  • いちばんやさしいGit&GitHub教本
  • Webを支える技術
  • 楽々ERDレッスン
  • オブジェクト脳のつくり方
  • オブジェクト指向でなぜつくるのか
  • 情熱プログラマー
  • SOFT SKILLS
  • プリンシプルオブプログラミング
  • UNIXという考え方
  • りあクト①
  • プログラマー
  • エラーが怖くなくなる本
  • 世界一流エンジニアの思考法
  • JSPrimer(第一部のみ)
  • 現場Rails(途中)
  • ブルーベリー本(途中)
  • オブジェクト指向設計実践ガイド(途中)
  • Vue3 フロントエンド開発の教科書(途中)

を読みました。

人生初のカジュアル面談

フィヨルドブートキャンプつながりのご縁で、SREエンジニアの育成枠でカジュアル面談に参加させていただきました。

自分の棚卸する機会になり(なぜエンジニアを志したか? なぜSREエンジニアに興味を持ったか? なぜプログラミングスクールに入ったか? これまでの業務経験など)、面談で好印象を持っていただけたことも自信につながりました。

応募するまでには至りませんでしたが、いつでも応募できる状態までフィヨルドブートキャンプのプラクティスを進めておく(≒チーム開発を経験済でポートフォリオもMVPレベルのものを見せられるように)ことの大事さを実感しました。

「きたろうさんなら絶対いけるし一緒に働きたい」と声かけいただいたフィヨルドブートキャンプ卒業生の方、

「きたろうさんなら年齢関係なく採用されると思う」と言っていただいた仲間には本当に感謝しています。

以下はプログラマー関係以外(趣味など)

副業(不動産投資)

大小10の物件(120万円で買ったものから総額9000万円のアパートまで)のうち、2つを売却しました。 5年保有した分だけの売却益は出ました。が、会社の利益なので個人で自由に使えるお金ではないのが難しいところです。

2つの会社は不動産を持たないただお金がプールされているだけ会社になってしまったので、これらをどう畳むか(合併or解散)、今月中に方向性を決めたいと思います。

旅行(with テスラモデル3)

過去には旅先で電欠をやらかした身ですが、テスラでの旅行もだいぶこなれてきたと思います。(残量が50km切っても慌てなくなったし、あらかじめ旅程に充電を組み込むことにも慣れてきました)

長距離では「岩手」と「広島」の2回、車で旅行しましたが、購入した2021年よりも充電スタンドがだいぶ増えておりプランが組みやすくなったことと、以前は充電スタンドが満車なこともしばしばでしたが、この2年で充電スタンドは増加している割に、テスラ自体は(おそらく円安による価格高騰で)あまり増えてないのか充電待ちすることはまったくなくなりました。テスラや他社EVで長距離旅行する人種はめずらしいみたいですが、全然いけると思います。

(ちなみにマンション住まいなので自宅で充電できません笑)

テスラ以外では人生初の青森に行き、「大間のマグロ」と「八戸のヒラメ丼」をいただきました。

読書(技術書以外)

ビジネス本では

物語思考、堀江貴文氏のChatGPT本および不老不死の研究、SWITCH(オートファジーに関する本)、VISION(サッカー三笘薫選手の本)、BIO HACKING(遺伝子検査に関する本)、国破れて著作法あり(映画Winnyの原作)、薬に頼らず血圧を下げる、いままで起きたこと これから起こること

マンガ、SF小説では

三体X、鋼の錬金術師HUNTER×HUNTER寄生獣、ひゃくえむ、二月の勝者、血の轍、葬送のフリーレン

くらいしか読めなかったので、2024年はもう少しSFを多く読みたいです。

バケットリストをひとつ消化(純白ジグソーパズル)

何年も前から自分のバケットリスト(生きているうちに自分がやりたいことを書き出したリスト)に入っていたこちらのジグソーパズルにうっかり手を出してしまい、完成こそできましたが、100日・160時間の貴重な学習時間を溶かしてしまいました・・・

ですが自分がした選択に後悔はありません。

www.be-en.co.jp

2024年取り組み

フィヨルドブートキャンプ

1月いっぱいまでは本業を優先する予定ですが、2月以降はチーム開発と自作サービスを同時並行で進め、突然のご縁があった際にも選考に応募できるレベルまでは進めておきたいと思っています。

イメージとしては、

  • 実務経験を積んでいます(Vue2→3へリプレイス経験済、フロントエンドテストも経験済、TypeScript書けます)
  • チーム開発は経験済みなので、実務のイメージは付いています
  • 自作サービスはMVPを早急に公開して、選考時に見せられます

の3つをアピールできる状態まで早めに持っていくことを目指します。

それ以外としては、フィヨルドブートキャンプには多くの人がやらないような良質な発展編プラクティスが多く用意されているため、特に転職を急がない自分のような人間はこれらに取り組むことでより深い知識を獲得したいと思っています。

(Rake、プロトタイプチェーン、nginxサーバへのデプロイ、RSpecなど)

本業

昨年開発に関わったアプリケーションは今後も自分が面倒を見ることが決まっているので、予定には含まれていない自主的な取り組みとして、

  • フロントエンドテスト
  • リファクタリング
    • 状態管理をVuex→Pinia
    • DRY化
  • (余裕あれば)コンテナ化(Docker)

についてはフィヨルドブートキャンプのプラクティスに優先して以下の本から学びつつ実務経験を積むことで、アピールできる材料を増やしたいと考えています。

また、課を挙げて取り組んでいる「システム設計の構想検討」については自分の主体性次第では意見を出せる状況なので、さいきん買ったこちらの本などで学びたいと思っています。

キャリアおよび独学プラン

数年内にDevOps寄りのエンジニアとして、海外で働きたいと考えています。

そのため、AWSKubernetesについては今年の夏までには学習を開始したいと思っています。

教材は以下を使って学びたいと今のところ考えています。その前提知識として、マスタリングTCP/IPなどの書籍も読むつもりです。

kws-cloud-tech.com

さいごに

自分はただ40代であるだけでなく、家族持ち(&住宅ローン持ち)であるため、転職は慎重に行う必要があるとこの1年で感じました。

ですが、自分で選んだ世界線なので、一度きりの人生を後悔のないよう、2024年も仕事に学習に遊びに家族に全力で過ごしたいと思います。

(1000文字くらいで終わると思ったらまた5000文字超えちゃった・・)