Kaigi on Rails 2023にオフライン参加した所感
こんにちは、きたろうです。
平日日中は某メーカーの生産技術部門でWebアプリ開発の仕事をしながら、平日夜と休日にフィヨルドブートキャンプというプログラミングスクールで学習しています。
現在はJavaScriptの後半「cliメモアプリをオブジェクト指向で作る」に ひーひー言いながら 取り組んでいます。
もう3週間が経ちますが、せっかく『Kaigi on Rails 2023』に現地参加したので、プログラミング初学者ながらに感じたことをまとめたいと思います。
全体的な感想
5月に行われた「RubyKaigi」が低レイヤーの内容ばかりで難しすぎで面食らったこともあった反面、「Kaigi on Rails 2023」 は初学者でも十分に理解できる発表も多く、懇親会含め楽しむことができました。
発表者の方もエンジニア歴数年の方が多く、「実務ではこういう取り組みをしているんだ〜」だったり、ベテランエンジニアの発表内容も明らかに初学者を意識した内容で、「聞かないと損」 自分でもいずれ発表できそうな気にさえさせてくれました。
初日の最初と2日目の最後に行われた基調講演は、英語ながらも日本語でのサポートがあるなど、運営の配慮をすごく感じることができました。
特によかった発表3選 +1
3つとも初日に行われた発表でした。 (2日目はすでに疲れていたのかもしれません・・・笑)
やさしいActiveRecordのDB接続の仕組み
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やさしいActiveRecordのDB接続のしくみ / kubo - Kaigi on Rails 2023 - YouTube
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やさしいActiveRecordのDB接続のしくみ - Speaker Deck
普段使っているActiveRecord(ORM)について、その仕組みをオブジェクト指向的に、こういうクラスがあり、インスタンスがこれだけの種類生成され、それらがメッセージングしながらデータのやりとりをしている、といった具合にわかりやすく説明されていました。 まさにフィヨルドブートキャンプでオブジェクト指向について学んでいることもあり、こういった目に見えない内部実装においてもインスタンス同士がメッセージングしていることを知れて面白いなと感じました。
また、アダプターやシャードといったDBでよく登場するワードについても改めて理解を深められたことも勉強になったと思います。 自分でもRailsのコードを見てみようと思える内容でした。
初めてのパフォーマンス改善〜君たちはどう計測する(はかる)か〜
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初めてのパフォーマンス改善〜君たちはどう計測す(はか)るか〜 / Fu-ga - Kaigi on Rails 2023 - YouTube
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フィヨルドブートキャンプOBのふーがさんによる発表。 まず冒頭の、「我ながらうまいタイトルだと思ってプロポーザルを出したのですが、、、見積もりが甘かったです」のくだりを聞いたときに「この方天才か?!」と思いました。 (僕もこのくらい wit に富んだことをいつか言ってみたい)
内容もインフラやSREに興味のある自分にとってはとても気になる「現場で使われているパフォーマンス計測」の方法について。 現場把握の仕方や、複数の原因が絡み合う状況への切り分け、状況をこまめにレポートにまとめる姿勢、デグレチェックを自動テストで欠かさずカバーするなど、今の自分でも「なるほどな〜」と勉強になることばかりでした。
「推測 するな "して"、改善せよ」もまさにそのとおりだと思いました。
Simplicity on Rails - RDB, REST and Ruby
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Simplicity on Rails - RDB, REST and Ruby / MOROHASHI Kyosuke - Kaigi on Rails 2023 - YouTube
資料
Simplicity on Rails -- RDB, REST and Ruby - Speaker Deck
内容を見て、 「あ、フィヨルドブートキャンプのプラクティスにあった『楽々ERDレッスン | Amazon』の内容そのものだ!」 と思いうれしくなりました。
この本は僕がフィヨルドブートキャンプに入る前はまったく知らなかったのですが、この本にもある「イベントエンティティ」を見つけることでDB設計への理解が劇的に深まることへ感動したことを思い出しました。
この感動を忘れないためにも、本発表は繰り返し視聴したいと思いました。
(おまけ)ペアプロしようぜ〜3人で登壇!?楽しくて速いペアプロ/モブプロ開発〜
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これはもう単純に「オフライン参加してよかった」と思えた一番の内容でした。 スライドで使われていたアクの強い挿絵が生成AI のものだったことや、ペアプロをすることで工数を削減できるいちばん大きな理由は「レビューによるやり直し」の時間を削減できるという話は納得でした。
さいごにしめくくりとして、
「ビールもイベントも、生がいちばん!!🍺」
(上で紹介した「ペアプロしようぜ〜」の動画 0:24 )
はい、まさにこれに尽きますw
安くはない出費(15,000円)でしたが、現地参加してよかった!