40代プログラマーの世界線

40代でプログラマーを目指すことにした無謀な男の世界線を描きます。えるぷさいこんぐるぅ〜

フィヨルドブートキャンプに入会して9ヶ月が経ちました

こんにちは、40代からのエンジニア転職目指しているまっきーです。

7〜9月は本業の方がとにかく忙しく、ブログを書く時間的余裕が取れませんでしたが、書きたいことも増えてきたので、今日からまた再開していきたいと思います。

本業(社内アプリの機能開発とEOL対応、技術はVue+TypeScript+C#PostgreSQL)についてはそのうち書きたいと思います。

今日のテーマはフィヨルドブートキャンプに入会した当時から毎日欠かさず書き続けてきた日報から振り返りたいと思います。 (本当は「入会半年後」にこの記事を書く予定でしたがだめでした・・・)

フィヨルドブートキャンプのカリキュラムは以下で構成されていて、卒業生の方の進み具合を見ているとだいたいJavaScriptで半分越えたくらいかなという感じです。

  1. HTML/CSS
  2. Linux、Vi
  3. Git/GitHub
  4. Ruby
  5. HTTP
  6. Nginx
  7. データベース
  8. Webアプリケーション(Sinatra
  9. Ruby on Rails
  10. 自動テスト
  11. オブジェクト指向プログラミング(Ruby
  12. JavaScript
  13. React
  14. Webセキュリティ
  15. チーム開発
  16. 自作サービス(ポートフォリオ

1ヶ月目(1/8〜1/31)

入りたてで学習モチベーションMAXなこともあり、本業を早く終わらせて浮いた時間をカリキュラムの学習に充てるほどの熱の入れようで、仕事を抱えながら1ヶ月180時間ほど学習していました。 フィヨルドブートキャンプに入会する前はどんなにがんばっても平日1日3時間が限界だったのに、入会後は平気で5時間学習できることに驚きと、環境がいかに大事かを痛感させられたことを今でも覚えています。 HTML/CSSLinux、Git/GitHubRuby(lsコマンド4まで)、に取り組みましたが、印象に残っているのは

「Git/GitHub

今までずっと苦手意識を持っていたので、ここでの学び(サル先生のGit入門〜バージョン管理を使いこなそう〜【プロジェクト管理ツールBacklog】)と、その次のRubyラクティスから clone → ブランチを切る → add、commit、push → プルリク → マージ の流れを学べたことは、その後社内アプリ開発にjoinする上でもとても自信になりました。

Ruby

Rubyフィヨルドブートキャンプに入会して初めて書きましたが、メソッドチェーンで書けるのがすごく楽しい&気持ちいい、と感じたのを覚えています。あとSaturday?メソッドとか「そんなメソッドあるの?!」とRubyらしさを感じることもできました。 必読書籍はメンターの伊藤淳一さんの著書である通称「チェリー本」で、初見だとボリューミーな本でも、伊藤さんが初学者ならではの読み方の動画を用意してくださっていたおかげで、難しいところは『インデックス読書』にし、あとからリファレンスとして読むスタイルで今でもすぐ手が届くところに置いているほど助けられています。

それと、メンターの方にレビューしてもらえる経験はとても大きく、月額3万円をはるかに上回る価値を得られる喜び、感動もありました。

2ヶ月目(2/1〜2/28)

初月と変わらぬペースで、仕事(このときはOracle SQLをごりごり書く仕事をしていました)をこなしつつ、 Rubyの残り、HTTP、Nginx、データベース、Railsの途中 をこなしました。

それぞれのプラクティスで思い入れがあるのですが、中でも

HTTP

必読書籍の「Webを支える技術」はフィヨルドブートキャンプに入会する前から評判を聞くことが多かったですが、未経験には敷居の高い本だと思っていました。それが読んでみると「リソース」で考えるという概念からとても面白く、フィヨルドブートキャンプという環境だからかもしれませんが、毎日日報で学びの多さを書いていました。

データベース

必読書籍の「楽々ERD」は、それまでまったく聞いたことも表紙を見たこともない本でしたが、これがまた骨太で当時の自分にとってレベル的にぴったりの本でした。 本業でも同僚がER図を作成する場面にちょうど立ち会えたのですが、ここでの多対多のモデルの書き方などの学びのおかげで作成フローも自信をもって自分でも行えることを知ることができたと思います。

また、この頃から輪読会に参加するようになり、雑談なども通じて先輩の考え方やモチベーション管理などを教えてもらったりでき、輪読会に参加することの楽しさや学習効率の良さをこの時期から知ることができたことはよかったと思います。

(今の職場ではそのような雰囲気は残念ながら1ミリもないので・・・)

3ヶ月目(3/1〜3/31)

1,2ヶ月目のハイペースに対し、家族のインフルエンザ感染で1週間まともに学習すらできなかったときはちょっと精神的にもまいった時期でしたが、フィヨルドブートキャンプでともに悩んでいる仲間の励ましに助けられたことは今でも忘れられません🙏

それに加え、Railsのプラクティスがこれまでよりも段違いに難しくなったことで、プラクティスの順番を無視して、職場でも使っているJavaScriptの学習を始めました。

とくに、JSPrimer についてはフィヨルドブートキャンプに入会するまで知らなかったのですが、この一冊でJavaScriptについての基本はかなり自信を持てるようになったと思います。(クラス、非同期処理、コールバックetc)

Railsは「日報にコメントできるようにする機能」がとにかく鬼のように難しく、それまで順調にプラクティスをこなせていた自分にとって現実は甘くないな・・・と思わせられました。

そんな感じでやや低調な3月でした。

4ヶ月目(4/1〜4/30)

4月も RailsJavaScript の2本立てで学習を継続していました。 Railsは不出来な提出物をメンターにアドバイスをもらいながらなんとか合格させてもらった感じで、Rails Way(とにかく多岐に渡るルールを把握すること)のギャップに少し苦しめられた時期でした。

そのほかのトピックとしては、伊藤淳一さんがおすすめされている「RubyMine」に課金して、デバッガでRailsの奥底まで潜れてしまう経験は VSCode ではできない面白さ?を感じました笑

低調だった3月に比べれば学習ペースは回復したものの、プラクティスのひとつひとつが難しくなっていることもあり、脇道逸れたり(=フィヨルドブートキャンプの卒業に直接関係のない書籍を読むようになったりなど)もしていました。

5ヶ月目(5/1〜5/31)

5月のトピックは以下の3つ。

RubyKaigi

Rubyを学び初めて数ヶ月の自分が参加するようなイベントでは(これを書いている今振り返ってみても)とてもなかったですが、フィヨルドブートキャンプ運営が用意してくれた会場至近のゲストハウスに泊まれたこともあり、会社を2日半も休んで参加しました。

詳しくは以下に書きましたのでぜひ。

urawawaru.hatenablog.com

React

輪読会で「りあクト!」を読んだり、公式チュートリアルを読んだり、プラクティスのToDoアプリを作成し始めました。 props、useStateまでは理解できてもその先のuseEffectやカスタムフックに詰まり、やっぱりReactは難しい・・・と洗礼を受けました。

自動テスト

RailsのMinitestで書いたユニットテストRSpec と FactoryBot で書き直したり、E2Eテストをどの粒度まで書いたらいいのかを悩んだりしながらも、その便利さを理解できたことはよかったです。

6ヶ月目(6/1〜6/30)

年初から続いていた学習ペースは終わりを迎えることとなり、本業(とときにトラブル)の大波にこの月から巻き込まれることになりました。。。 そんな中でも新たな取り組みも行い、フィヨルドブートキャンプへの意識はなくさないように心がけていました。

マルウェア感染

忘れもしない、この月はプライベートでまさかの「マルウェア」に自分のWebサーバーに乗っかっている知人のWebサイトがやられてしまい、家族がインフルで総崩れした3月の比でないほどメンタルをやられました・・・ 自分であれこれWordPressをいじっても埒が空かず、ここでもフィヨルドブートキャンプの受講生の方に解決策を教えていただいたり、WordPressに強い方をご紹介いただいたりと、あらためてしんどい状態の自分に手を差し伸べてくれる仲間のありがたさを感じることとなりました。

本業であらたな仕事はじまる(社内アプリの機能追加とEOL対応)

7月から新たな仕事にアサインされるため、事前にVue+TypeScript、C#ソースコードを読んだりしましたが、フィヨルドブートキャンプで学んだJavaScriptやGitの知識がなかったらもっとばたついていたと思います。

転職目的で入会したフィヨルドブートキャンプでしたが、本業での業務を円滑に進めるためにも十分な学びを得られていると感じました。

React途中断念

上2つにより、まとまった学習時間が思うように割けなくなり、ContextAPIのあたりで一旦学習を断念し、社内アプリで使われている Vue にスイッチすることにしました・・・

グループコーチングという新たな取り組みに参加

グループコーチングとは、フィヨルドブートキャンプのメンターの方が以前職場でやられていた取り組みで、

  • 3〜5人の参加メンバーが、
  • 「なりたい将来像」と「学習計画と実績」を20、30行ほどの短いドキュメントで用意し、
  • アイスブレイクを交えつつ順番に発表していく取り組みを、
  • 1〜2週間間隔で継続していく

になります。 メンバー固定で、4ヶ月経った今も継続しています。 このグループコーチングについてはまたどこかの機会にブログに書こうと思いますが、継続参加していて以下のメリットが大きいと感じています。

  • 自分の発表内容を深掘りしてもらえる(メンバーがどこに関心あるのかが分かる)
  • メンバーが将来どうなりたいのかや、学習をしっかり進めていることを知れて刺激になる

初のハッカソン参加

自作サービスで使いたいと考えている LLM について少しでもどんな感じなのか知りたく、(今思えば無茶な参加でしたが)このイベントに参加したことがきっかけで、自作サービスのアイデアが一気に加速しました。

LLMミートアップハッカソン【ゲスト中島聡さん】 - connpass

フィヨルドブートキャンプで受講生や卒業生、メンターが書き残した学習日報のデータを LLM に食わせて、それをChatGPTに 見つけ出してもらうというアイデアで、エレベータピッチでOKいただきました。

ただ、こちらも本業の波に飲まれ当分中断する運びとなりました・・・

7ヶ月目(7/1〜7/31)

本業で、7月〜9月末までにやらなければいけないタスクを(ときには土日も)ひたすら進める状況となり、フィヨルドブートキャンプの学習は完全にストップ。。 過去の日報を振り返ってもほぼ「本業のみ」しか書いていませんでした。笑

読書として、『SOFT SKILLS』『プログラマー脳』『オブジェクト脳のつくり方』を寝る前の少しの時間で毎日数ページずつ読み進めていました。 (オブジェクト脳のつくり方はカリキュラムの必読書)

8ヶ月目(8/1〜8/31)

本業で少しだけ達成の兆しが見えたこと、盆休みもあったので、「オブジェクト指向」のプラクティスだけは進めることができました。

オブジェクト指向

以下の書籍を読み(後者は難しいので4章まで)、以前つくったボウリングスコア計算プログラムをオブジェクト指向に書き直すプラクティスに挑戦。 なんとか提出はできたものの、メンターからのレビューに対する修正は本業の都合でできる余裕はなく、10月まで腐らせることとなりました。。

(学習中なのに)とんでもないものに手を出してしまう・・・

ずっと前から「死ぬまでに一度はやりたい」と思っていた以下をたまたま店で見かけてしまい、購入してしまう・・・

(当時これが100時間以上も溶かすことは知る由もなかった)

9ヶ月目(9/1〜9/30)

本業の開発は大詰めで、この月もフィヨルドブートキャンプのプラクティスは進めることができず。

ただ、そのような状況下でも読書は続け、このときに読んだ「プリンシプルオブプログラミング」は非常に多くの学びを得られるとてもよい本でした。

(この本のレビューはまたの機会に必ずブログに書きます!!)

10ヶ月目(10/1〜現在)

9月末で怒涛の本業ラッシュは落ち着いたので、フィヨルドブートキャンプに割ける時間が少し回復しつつあります。

振り返るとこんな感じでした。 うすうす感じてはいたけど、6月から9月までほとんど学習できていないことを再確認できました。

このブログは今月からまたリスタートするぞ、というひとつの決意表明として、10月から年初のような爆速ペースに少しでも近づけるよう逆襲をかけていく所存でいます。

さいごに・・・

フィヨルドブートキャンプはいいぞ。

https://bootcamp.fjord.jp/